Default Folder X 5 パブリックベータ版はEl Capitanに対応しました
詳細(英文)とダウンロードリンクへはここをクリックしてください。ベータテストのページに飛びます。.
今から、あるいはバージョン5の正式リリースの6ヶ月前にDefault Folder Xをお買い上げ、またはアップグレードされると、バージョン5へのアップグレードは無料です。
Default Folder X and El Capitan
El Captian (OS X 10.11)が備えている新しいSystem Integrity Protectionが有効になっている状態(初期状態では有効になっています)では、Default Fodler X 4.7.4 は
El Captianのファイルダイアログを拡張することができません。
System Integrity Protection (以下、SIP)は、OS Xの基本構成ファイルへのあらゆる変更、その変更が一時的にオンメモリで行われるものであったとしても、そうした変更から保護する
El Catian の新機能です。大局的に見ればこの機能は良いことです。コンピュータウイルスの活動やその他あらゆる悪意ある変更、システムを壊してしまう操作の実行をかなり難しいものにします。
しかし一方、Default Folde X のようなアプリケーションがより便利な機能拡張を行うということも不可能にしてしまいます。
この問題に対処する二つの方法:
- Default Folder X 5 のリリースを待ってください。Version 5のDefault Folder Xは SIP を無効にすることなく利用できます。Version 5のDefault Folder X
は現在鋭意開発中で、できるだけ早く公開できるように作業を進めています。テストの進捗や大きな問題にぶつからない限り10月の末を目標としています。
パブリックベータの前にできると良いのですが、今 Default Folder X 4 をお買い上げ頂いた方には無償のアップグレードを用意しています。
- System Integrity Protection を無効にする。これは、すでに El Capitan にアップデートしていて DeFault Folder X の機能が必要である場合、短期的には合理的な回避策です。
System Integrity Protection を無効にする方法を以下に記載しています。
System Integrity Protectionを無効にする
System Integrity Protectionをこの先ずっと無効にしたままにすることはお勧めしませんが、Default Folder Xがもたらす生産性の向上を手っ取り早く維持する方法としては有効と思います。
Version 4の代わりにDefault Folder X 5が使えるように開発が進むまでの間、私はSIPを無効にしていました。Default Folder X がない状態ではかなり不自由で、Default Folder Xは私にとって本当に必要なものと
再認識をしました。
セキュリティの観点からSIPを無効にしている状態は、一般にはあなたが管理者アカウントのパスワードで認証した後、論理的にはマルウエアはシステムを変更可能であることを意味します。
"論理的には" というのは、私の知る限り、SIPがない状態のMacで破壊的な方法があるからです(間接的に広告を挟むGenieoやDownliteと言った、さほどには悪意があるとはされていない例)。
あなたのパスワードを求めるようなソフトウエアの振る舞いに十分気をつけていて、それが相当に危険でありそうであれば、多くの場合ファイルを開くことはなないと思っています。しかしこれを私が保証するものではありません。
ともかくSystem Integrity Protectionを無効にする方法を説明しましょう:
- 復元システムから起動します。これをするには、アップルメニューから「再起動」を選択してコンピュータを再起動させます。スクリーンが暗転したらすぐにキーボードのCommandキーとRキーを押下してください。
アップルのロゴがスクリーンに表示されたらキーを離してください。
- ユーティリティメニューのターミナルを選択します。
- ターミナルのウインドウが開いたら、次のコマンドを入力します。
csrutil disable
- リターンキーを押下します。.
- アップルメニューから再起動を選択します。
Bartenderというユーティリティソフトウエアを開発している友人のSurtees Studiosでこの手順のスクリーンショットが公開されていますので、是非ご確認ください。
詳細について
System Integrity ProtectionはどのようようにDefault Folder Xの動作を妨げるのでしょうか。起動ボリュームにあるすべてのシステムファイル(/System、/bin、/sbinや/usrなど)を
保護することに加えて、SIPはDefault Folder Xのような通常のアプリケーションが他の保護されたアプリケーションと通信するポートを開けることやコードを挿入することをさせません。
Appleによってコードサインがなされているすべてのアプリケーションは保護されています。Safari、Mail、Pages、Numbers、iTunes、プレビュー、テキストエディットといった毎日使われている
アプリケーションが保護されています。
Default Folder Xにアプリケーションと通信できなくしたり、コードを挿入することをできなくすると、全く使い物にならなくなってしまいます。Default Folder Xは通常起動されたアプリケーションに
Apple Script機能拡張を導入します。Default Folder XのApple Script機能拡張はDefault Folder X Helperアプリケーションに、ファイルダイアログが開いたことを知らせます。これはアプリケーションが
今どのような状態であるか、またDefault Folder Xが実装している機能、保存ダイアログでファイル名を入力するフィールドを広げたりする、対象アプリケーションの中で行われているこのとの状態を知る手段なのです。
このようなアプリケーションの内部状態を知ることができない場合、Default Folder Xは実行されますが、SIPで保護されているアプリケーションでファイルダイアログが開いても何も拡張コントロールを表示することはありません。
全く使い物にならないのです。
Default Folder X のversion 5は、昨年末から開発を始め夏の始めまで最優先で開発を進めてきました。全くことなるほうほうでDefault Folder Xの機能を実装し、El CapitanでSIPが有効な状態でも有効に動作します。
ちょっと信じられないほどの時間をかけて開発し、やり遂げました。しかし、思いの外El Capitanの公開が早く、些細な開発プロセスの遅れによって、El Capitanの公開に合わせてDefault Folder Xの公開をすることができそうにありません。
本当に申し訳なく思っています。間もなく公開できますので今しばらくお待ちください!
- Jon Gotow, Developer of Default Folder X (日本語訳:谷口 崇典)
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